【完全番外編】ボクサー井岡選手のタトゥー問題
今回は全くの番外編ですので、ダイエット、筋トレとは程遠い内容です。
しかし、ツイートだけでは想いを伝え切れないので、ブログに残す事にしました。
経緯
今回の問題の経緯は、大晦日のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ井岡VS田中戦において井岡選手のタトゥーが消されていなかったことが、日本ボクシングコミッション(JBC)は、ルールの第5章「試合の管理」第4節「試合出場ボクサー」の第86条(欠格事由)に抵触すると言うことです。
「次の各号に該当するボクサーは、試合に出場することができない」と定められていて、その2つ目に「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」と入れ墨のある者の試合出場を禁じています。
ですので、今回の井岡選手も処分の対象とJBCが試合後にアナウンスした事もあり論争のきっかけとなっております。
お互い合意だった
JBCは試合前も消すように指示し、井岡サイドもそれに従ったが、アップの段階でファンデーション落ちていたと言う事です。
私も見ていましたが、1Rからこんなに刺青してたっけ?と思うほど、ファンデーションはあるにしても刺青感は満載だな?
今はタトゥーOKなのか?と疑問を抱いて見ていました。
今回、井岡サイドも消す意思があったので処分は軽いと言うことのようですが、他のタトゥー保有者や井岡選手支持者が、時代に合っていないなど、言い始めていることから、さらなる論争となっております。
私の見解
私は海外在住でもあるのでタトゥーに関しては、多少は寛容派です。
しかし、今回のケースはルール化したものに対して、向き合い方が紳士的ではないと感じました。
タトゥー支持者の方の中にも「古いしきたり」とか「海外選手は良くて日本選手はなぜ悪い」
とか、ルールを飛び越えてその先の自分達のやってる事を正当化する意見に振れている人が多いです。
しかし、ルールがある中で契約している事にはまず守る事が第一優先事項です。
タトゥーしている総合格闘家の一部の人もこの件で「日本は古い」「海外ボクシングはOKで日本はおかしい」と発言してる人もいます。
しかし、この発言で「タトゥーの人はやっぱりルールを守らず不平不満を先に言うような人なんだ」と思う人も出てきますよね。
そうではなく、「井岡選手はまずはルールを守るべきだった」と言った方が、そのタトゥーファイターは世間的には常識人となったと思います。
RIZINの対応
今回、RIZINでは年末、テレビ一部生中継にも関わらず、ほとんどの選手のタトゥーは全出しでした。
しかし、地上波では流れていなかったようです。
これは恐らく榊原CEOを含めたRIZIN側の配慮だと思います。
こんな所でケチが付くのは、盛り上がりを見せている中で勿体ないですからね。
文化や市場的な背景
日本のタトゥー歴史は海外の宗教的な意味合いと異なっていますので、なかなか受け入れ難いと思います。
特にスポンサーやファンで成り立っている競技は考えが千差万別なので、満場一致でタトゥーOKにはならないです。
ルールは新しかろうが、古かろうがルールです。
今回の井岡選手の対応はルール的には甘かったと言わざるを得ないと思います。
JBCの対応への批判
また、一部でJBCのあと出しじゃんけんとか、気付いた時点で注意しないJBCが悪いとか
田中選手のファンが後から騒いだ結果だとか言うニュースや書き込みをみました。
JBCが当日厳格に対応していたら、井岡選手は失格でしょうね。
今でも失格に出来ると私は思っています。
タトゥーを入れているのは井岡選手だし、消す意思があっても、試合が終わるまで完全に隠し切れなかったのは、井岡選手の責任。
ルールでは「試合に出場出来ない」とありますから、見えた時点でレフリーストップ、反則負けと言われても仕方ない案件です。
それで良かったのかな?
まあ、そこまで強硬にはならないのだと思っていますが、今のルールでは井岡サイドの自己責任ってことです。
最後に
新規一転再出発の想いがあって入れたタトゥーだから、これくらいの洗礼は折り込み済みですよね?
折り込み済みで無いなら、その程度の意思と思います。
チャンピオン返上してもう一度一からやり直すなら見直しますけどね。
今回の騒動の論点はJBCの後だしとか、日本の古い風習とかは関係ないです。
井岡選手がルールにしたがって、最後までタトゥーを隠し切る意思さえあれば顕在化しない事案です。
なので、ルールを守れ井岡!が一番正しい反応だと思います。
JBCを批判するなら「何で無効試合にしないんだぁ!」が最初に来るのが正解。
騒げば騒ぐ程井岡選手が不利になりますから、井岡ファンはお静かに。
タトゥー寛容派とは言いましたが、勿論引くぐらいのタトゥーは怖いです。