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RIZIN LANDMARK 6 太田忍 vs. 佐藤将光戦感想

10月1日(日) RIZIN LANDMARK 6が行われ、バンタム級の今後を占う対戦がありましたので太田忍 vs. 佐藤将光の試合を独断と偏見の感想を書いていきたいと思います。

 

 

【試合の経緯】

井上直樹選手の欠場により、メインイベントと考えられていた1戦がセミに移動。

太田選手の対戦相手が急遽佐藤将光選手に。

佐藤選手へのオファーが2週間前だったという事もあり、バンタム級ではなく63㎏のキャッチウエイトでの試合となりました。

太田選手は自分の年齢からも遠回りは出来ない、強い選手と戦い勝つことによってバンタムのベルトに挑戦する権利を得たいと話していました。

その思いから井上直樹選手との試合が組まれ、これに勝てば大晦日にアーチュレッタに対戦要求を突きつける青写真がありました。

井上選手の代わりの選手が実力派の佐藤選手となり、太田選手は必ず勝たないといけない試合にRIZINでは知名度はない未知の強豪を倒さないといけなくなりました。

 

太田忍選手はこんな人

2016年リオオリンピック59㎏級銀メダリスト

2020年大晦日RIZIN.26で総合格闘技デビュー。所英男と対戦し、2Rに腕ひしぎ十字固めで一本負け。

RIZIN.30で元K-1 WORLD GPウェルター級王者で総合格闘技デビュー戦の久保優太選手、

RIZIN.33で祖根寿麻選手と対戦し2連勝。

その後RIZIN.37で元谷友貴と対戦し、0-3の判定負け。

RIZIN LANDMARK 5で倉本一真選手と対戦し、1R27秒に右フックでKO勝ち。

超RIZIN.2で瀧澤謙太選手と対戦し、1Rにスタンドバックの体勢からパンチを連打すると、瀧澤が場外に出たところでレフェリーストップとなり、TKO勝ちで2連勝。

レスリング能力に加え、打撃力を身につけ転がしてからのパウンド狙いという戦い方が型となりつつあるファイター。

 

佐藤将光選手はこんな人

昨今の格闘ブームの中では玄人好みの選手に分類される選手。

知名度先行の選手が多い中、経験も実力もあるベテラン。

2007年、パンクラスでプロデビュー以来、修斗、ONEに主戦場を移し、修斗では第十代修斗世界バンタム級王者となり、ONEでも6戦4勝と活躍している。

50試合以上の経験があり、打撃、グランドと両方をこなすオールラウンダー。

34勝のうちKO(TKO)が20,1本勝ちが3とどちらかといえば打撃よりのファイター

 

【戦前のお互いのコメント】

佐藤将光選手

18年間やってきた自分の自信があったので、2週間前でもオファーを受けられました。

とにかく戦いかかったので。

太田選手の印象はメダリスト、フィジカル、パワーがあるという印象。太田選手よりは経験、MMA力で優っている。太田選手に勝つことは番狂わせではなく妥当。

 

過去の試合を観ても15分間フルに使って戦うスタイルも落ち合わせていますので、7戦目の太田選手は佐藤選手にとっては53戦目のいちファイターに過ぎないという印象でした。

 

太田忍選手

佐藤将光選手はトップ選手なので、勝って上に上がりたい。

試合の組み立て方が上手いファイトIQの高い選手、倒してぶん殴る戦い方を押し付けたい。

対戦相手の分析をすることなく自分のスタイルと押し付けて戦うだけなので、対戦相手の変更も問題ない。

佐藤選手とはかなり前にマススパーをやったことがあり、フェイントだけでボコボコにされて、こんな選手と戦っていかなくてはいけないのか?と思ったくらい、尊敬している選手。

 

太田選手はSNS等で朝倉海選手を煽ったり、アーチュレッタにも勝てる等発言したり、とビックマウス。

佐藤将光選手のインタビューでも上を目指していると連発、佐藤将光選手にも勝ってアーチュレッタとタイトルマッチをやると、クレベル選手に重なるような発言が目立ちましたね。

 

【戦前の他の格闘家の予想】

 

ジョビンさん

「太田忍のポテンシャルが高すぎる、しかし、佐藤選手はめっちゃ強い。テークダウンを狙ってもタックルの対応が上手いしパンチが強い。太田選手に勝てる日本人選手はなかなかいないけど、佐藤選手が3R TKO勝ち。でも、太田選手がここに勝ったら、日本人は誰も止められないと思う。格闘界の宝」

 

朴光哲さん

「佐藤選手は教えていたこともあり、頑張ってほしい。知名度と実力がまだマッチしていない。強さは格闘家が口をそろえるほど。

太田選手は最近KOが多く調子に乗っているので、そんな時にやられる可能性がある。」

 

北方大地さん

「レベルの高いMMAを見られるのはこの試合。佐藤選手はタックル切るのもうまいし、バックを取って倒しても立ち上がるのも早い。佐藤選手の膝や肘がバチバチ当たると思う。胴クラッチをしたい太田選手と首相撲をしたい佐藤選手。やっている数では佐藤選手が有利」

 

金原正德選手

「佐藤選手は激闘ファイター試合が全部面白い、組も出来るし、右のパンチも強い。下からの攻撃も出来るしパウンドもある。太田選手は良く受けたなと思いますけどね。

 

ストラッサー起一選手

「佐藤選手の3R TKO。太田選手もレスリングが強いけど、佐藤選手は手足が長く打倒極すべてが強い。

太田選手も右肩上がりで強くなっているけど、佐藤選手にはかなわない、佐藤選手が仮にテークダウンされても寝技の技術もあるから下からの仕掛けることも出来る。

 

急遽試合が組まれた関係で、井上選手との勝敗予想をしている人が多く、変更後の予想が少なかったのですが、格闘家の皆さんは佐藤選手の強さを称賛するコメントが多いように思いました。

 

【対戦のおおよその流れ】

タックルに行く太田選手対テークダウンされない佐藤選手1R

フェイントと長い脚を自在に使い距離を取る佐藤選手。

太田選手は懐に飛び込む機会をうかがいながら、リングを回る展開。

開始30秒距離を詰め、左フックを振る佐藤選手に合わせ、太田選手が胴タックル。

しかし、佐藤選手は上手く半身の体勢となりテークダウンは許さない。

佐藤選手は太田選手のクラッチを切ろうと手を探っている途中、太田選手はジャーマン。

クラッチしたまま、倒すことが出来たが佐藤選手はすかさず、ケージ方向に進みテークダウンを阻止。

バックに回られた佐藤選手だか踵で太ももを蹴るなど細かい攻めを繰り返す。

その責めを嫌がったか、佐藤選手は太田選手と正対することに成功、その直後太田選手がギロチンの体勢となる。

しかし、身長差もあり決まらず離れる。

打撃の攻防ではやはり佐藤選手に分があり、コンパクトなジャブが数発あたり、それを太田選手が嫌がりタックルに行くという展開が続く。

太田選手は金網に佐藤選手を押し込んでも、胴タックルしてクラッチしているため、特に効果のある攻撃ができず、離れ際に右フックを振り回すことくらいしかできない。

離れると佐藤選手のコンパクトなジャブ、首相撲からの膝などがヒット、そしてそれを嫌がりタックル。

残り1分のところで佐藤選手が太田選手の右腕を脇差しながら引き込み、右腕を極めにかかる。

これを何とか凌いで、太田選手が上でガードポジション。

太田選手がパウンドを打つも有効打はなく、そのまま1R終了のゴング。

 

佐藤選手のパンチが入り始める2R

1Rに引き続きフェイントを織り交ぜながら、パンチで攻めに行く佐藤選手と胴クラッチでケージに押し付ける太田選手の図式は変わらず。

しかし、佐藤選手のプレスが強くなり、1Rほどやすやすを胴タックルに入れなくなる太田選手。

開始3分で強引なジャーマンから、初めて佐藤選手の背中をマットにつけさせることに成功するも、大ぶりのフックが不発、すぐに立たれてしまう。

立っても大ぶりフックを振るう太田選手とショートフック、ジャブを多用する佐藤選手。

太田選手のフックはガードで対応し、ショートを当て続ける佐藤選手。

これを嫌ってまたタックル。

離れると佐藤選手は2段の膝やフックを太田選手に当て、一瞬太田選手の動きが鈍る。

効いていないアピールをしながらも下がり、ジャブを数発食らったところで2R終了のゴング。

追いかけながらも的確にコンパクトに当てる技術とテークダウンされても相手の勢いを上手く利用して立ち上がるテクニックが見られたラウンドでした。

 

押さえつけて休む太田選手と打撃を当てる佐藤選手3R

流れは1,2Rと変わらず、プレスをかけ続ける佐藤選手とタックルを仕掛ける太田選手。

太田選手の疲労が顕著になってきて、タックルでケージに押し付けたまま体を預ける時間が長くなる。

レフリーからも佐藤選手からのセコンドからも「アクション」と言われる始末。

組みついている最中佐藤選手は何回か膝を入れ、顔面に細かいパンチや太ももに踵蹴りを入れ続ける。

残り2分を切ったところで膠着状態をレフリーが嫌いブレイク。

その後、佐藤選手がプレッシャーをかけながらジャブをヒットさせ、その流れから左ハイキック。

嫌ってタックルに行くところを佐藤選手が上手くギロチンチョーク。

四の字ロックもしっかりフックさせるも終盤の疲れからか抜けてしまう。

そのまま太田選手が上のガードポジションとなるが、太田選手のパウンドは当たらず、逆にしたから佐藤選手のパンチが当たる。

がむしゃらに振り回す太田選手のパンチは不発に終わったところで試合終了。

太田選手は勝ちを確信したようにガッツポーズ。

 

崩れ落ちる太田選手と笑みを浮かべる佐藤選手

判定、一人目のジャッジは青の佐藤選手、二人目は赤の太田選手。

最後のジャッジは青の佐藤選手。

判定2-1で佐藤選手の腕が上がる。

 

その瞬間、太田選手は崩れ落ち大の字に倒れ、佐藤選手はうっすらを笑みを浮かべ、太田選手をねぎらいに行く。

 

【試合観戦しての感想】

この試合にはRIZINの判定基準をおさらいした方が良さそうなので、RIZINの公式ルールのところをそのままコピペします。

 

1.相手に与えたダメージ(50点)

打撃とグラップリングを同じ重みで考え、効果的な打撃やグラップリング(投げ技・サブミッションなど)による試合への影響度を評価する。
試合への影響度とは、ノックアウトやタップアウトなど試合終了につながる可能性のあるダメージやアドバンテージがあったかどうかを意味する。

 

2.アグレッシブネス(30点)

ノックアウト及びタップアウト等の試合の決着を狙う攻撃についてどちらが上回っていたかを評価する。打撃、投げ、サブミッションなどのダメージ(効果)を評価するものではなく、積極的且つ攻撃的な行為そのものを評価する。

 

3.ジェネラルシップ(20点)

試合のペース、場所、ポジションなどの支配についてどちらが優れていたかを評価する。ただし、スタンドポジション及びグラウンドポジションに占めた時間割合を考慮して評価を行う。

1と2は0点をつけることは出来るが、3のジェネラルシップだけは必ず、どちらかに付けなければならないようです。

なので、相手にダメージを与えるような攻撃が双方にない場合は、どちらが攻勢だったかのみで判定されます。

パンチも蹴りも出ない押し合いの試合だったら、押し込んでいる時間が長い方が勝ちという事です。

今回のジャッジ

松宮智生 青・佐藤 [D0-0 A0-30 G20-0]

橋本 貴 青・佐藤 [D0-0 A0-30 G20-0]

豊島孝尚 赤・太田 [D0-0 A0-0 G20-0]

 

二人のジャッジはアグレッシブネスもジェネラルシップも佐藤選手に入っています。

一人はジェネラルシップのみ太田選手です。

 

個人的感想

正直、2-1に分かれる内容だとは思いませんでした。

対戦のおおよその流れにも書いているように、プレスをかけ続けジャブや膝などを的確に当てる佐藤選手。

佐藤選手の攻撃をかいくぐり、タックルに行く太田選手。

ノックアウト及びタップアウト等の試合の決着を狙う攻撃についてどちらが上回っていたかを評価する。

この判断基準からみるとどちらがそれに近かったかを見た場合、佐藤選手にポイントが入ってもおかしくないと思いました。

ダメージとまではいかないものの、2,3R は太田選手は明らかに打撃を嫌ってタックルに行っているように見えました。

太田選手は強いの?

レスリング能力とフィジカルは相当強いと思います。

しかし、この戦いを見る限り打撃をもらう恐怖心があるように見えてしまいました。

軽いジャブでも下がるし、大きな攻撃をもらうと動きが止まるところからそう感じました。

また、太田選手の勝ち筋は今のところ、レスリングで試合を支配することと、パンチを当てることくらいなのかと思います。

ケージに押し込んでもその後の展開が離れ際のパンチだけ。

寝かせても決めることが出来ないし、この対戦ではパウンドさえ当たっていなかったです。

身体能力の評価が高いだけに凌ぎきる戦いは出来ても、制圧する戦いはまだ出来ていないのかと思います。

とはいってもまだ7戦目。それも相手が佐藤選手。

時間が無いと本人は言っていますが、これからどんな戦いをみせてくれるのか?

次戦は井上選手との再戦なのか?楽しみです。

RIZIN44 金原正徳Vsクレベルコイケ戦感想

9月24日(日)さいたまスーパーアリーナにで行われましたRIZIN44。

その中でフェザー級の注目カードが様々ありました。

メインカードの金原正德VSクレベルコイケが格闘家たちの中でも注目されており、私個人もすごく楽しみにしていたカードでしたので、独断と偏見の感想を書いていきたいと思います。

 

 

【これまでの経緯】

クレベルコイケ選手は第3代RIZINフェザー級チャンピオン、一方金原正德選手は元戦極フェザー級グランプリ王者。

クレベルこんな人

クレベルコイケ選手は皆さんがご存じの通りのボンサイ柔術の柔術家。

RIZIN26のフェザー級参戦以来、6連勝で牛久選手のフェザー級ベルトを三角締めでゲット。

しかし、ベラトールとの対抗戦ではピットブル選手にテークダウンも取れず判定負け。

敗戦後の次戦、鈴木千裕選手との対戦時に400gの体重超過で防衛しないままチャンピオン陥落、試合に勝利するもノーコンテスト。

それでも、フェザー級では1,2を争うグラップラーです。

 

金原はこんな人

金原選手はプライド終焉でMMA不遇の時代を生き延びたトップ格闘家。

戦極、DEEP、ZST、UFCを渡り歩き今年20周年を迎えるベテラン。

金原正德選手のRIZIN初戦は、将来堀口恭二選手と戦う事を目的にバンタム級での参戦。

ビクターヘンリーに1R ジャブで距離を取り、3分過ぎでしっかりテークダウン。

優勢に試合を進めるも、2R 45秒ビクターヘンリーの右ストレートを不用意にもらってしまい、そのままパウンドアウト。

試合開始直後から最後までセコンドから「脚を動かして」と指示があったことからセコンドには普段の調子には見えなかったことが分かります。

敗戦後の会見で引退宣言し、一旦引退するも、RIZIN31芦澤戦でフェザー級から復活。

その後3連勝と波に乗るフェザー級の裏番長と呼ばれるほどの実力派です。

 

【クレベル減量失敗があったからこそのマッチマイク】

クレベル選手と対戦したかった金原選手

金原選手はかねてから強い選手とやりたいと言い続けており、若手選手の実力査定的なマッチメイクを嫌っていました。

1年ほど前のカジサックの小部屋への出演時も対戦したい選手として、クレベル選手をあげていました。

一方のクレベル選手は当時チャンピオンであった事、朝倉選手の再戦要求や、ケラモフ選手との対戦機運など、金原選手曰く「クレベル渋滞」の渦中にいました。

RIZINマッチメイクの中心にいたので、榊原CEOはフェザー級の若手人気選手とクレベル選手を対戦させ会場が盛り上がるカードを優先している印象でした。

その為、金原選手はクレベル選手と対戦したい欲求を一旦封印し、若手、中堅どころとの試合をこなし、山本空良選手に勝利後インタビューでケラモフ戦を直談判。

年齢的に限られた試合数の中で、自分の力を示したいという思いからの指名だったのではないかと思います。

 

そんな中、超RIZINでのカード発表

朝倉未来VSヴガール・ケラモフ

またもや金原選手に不運が。と発表直後に思いました。

しかし、実はこの対戦の裏には、金原選手が7月の出場は前戦からのダメージが抜けきれない事、それに伴い準備期間が無い事を理由にお断りしていた事、そして出場は9月以降にして欲しいとRIZIN側へ要望した事が、「金原正徳の金ちゃんTV」のメンバーシップ動画で告白されていました。

このマッチメイクにも「未来にも良かったっんじゃない。」と発言されています。

 

急展開、流れは金原選手に

その後、RIZIN43の前日計量、鈴木千裕VSクレベルコイケのクレベル選手がまさかの体重400g超過。

400gは普通の人ならサウナでも入って落とせよ、って思ってしまう重さですが、カラカラのクレベル選手には落とす水分もなかったのか、これであっさり王者剥奪。

その1か月後の7月30日超RIZINにてケラモフが未来に完封勝利。

渋滞対象はケラモフ選手に移りクレベル渋滞は一旦解消。

注目はケラモフ選手に移ったことから、生きのいい若手選手の対戦希望はケラモフ選手に移行し、ようやく金原選手の意中の人クレベル選手との対戦が決定しました。

金原選手が良く口にする「対戦相手はその時その時に流れがある」そんな言葉が体現された運命の決定でした。

 

【戦前のお互いのコメント】

クレベル選手

「私はまだチャンピオンね。ケラモフとやっても負けない、鈴木はケラモフは無理な。私まだチャンピオン」

「金原は変わらない、強い。彼、年関係ない何でも出来る。」

動画編集の影響なのか?クレベル選手の見ている方向が金原選手ではなくベルトの事のように感じるコメントでしたね。

 

金原選手

「自分に勝てる日本人にはいるかもしれないけど、クレベルに勝てる日本人は俺しかいない。トータルスキルの中でみて、上手くスクランブルできるのは僕しかいない。」

「パスガードしたい、それでめちゃくちゃ湧くと思う、それで俺が勝ちです。」

自己分析も相手分析もやりたい事も具体的だと感じましたね。

 

【戦前の他格闘家の予想】

川尻達也さん

「クレベル選手がやりにくいのはオールマイティーなファイター。金原選手はそれに当てはまり強いけど、金原選手はミスをしやすいので、そのミスに乗じてクレベルが1R   後半にリアネーキッドチョークで1本勝ち」

 

斎藤裕選手

「金原選手は三角は食らわない。クレベルは慎重に出方とみて1Rを様子見して、2Rからごちゃごちゃごちゃとしたスクランブルの展開に持ち込みその流れでチョークで1本勝ち」

 

石渡伸太郎さん

「クレベル選手が前半ボコられる、ゲームを作るのは金原選手。しかし、ワンミスをものにして3Rリアネーキッドチョーク」

 

扇久保博正選手

「金原選手は打撃も寝技も上手いので、レスリングも出来ますし、クレベルの寝技をしのぎ切って、ボディを効かせて前蹴りで金原選手のKO勝ち」

 

佐々木憂流迦選手

「グランドの展開にもあると思う。そうなるとクレベルの極め力は半端ない。金原選手が取りこぼさなければ勝てるチャンスはあると思うけど、クレベルが極めるかな_

 

ジョビンさん

「クレベルは寝ても怖くないからどんどん蹴れる、金原さんは寝技が怖いから蹴りに行けないかな?クレベルがどのラウンドもテークダウンして、その度金原さんがしのいで最終的に判定でクレベル。金原さんが勝てるイメージが正直ないけどなぁ。」

 

昇侍選手

「僕の先輩なんですよね。応援もこめて金原さんの勝ち」

 

やっちくん

「打撃で組み立てて、プレッシャー掛けて寝技を織り交ぜて、どんどんクレベルが手詰まりになって行く気がするな。一緒に練習している仲間だし忖度込みだけど、金原さんが勝つ気がするな」

 

アズキンさん(金原選手の立川ALPHA、ALPHAoneのトレーナー)

「これは死闘になると思うんですよ、今回は代表が完封し続けて判定勝ちです。お互いが死力を尽くしてこの結果が生まれるんじゃないかと思うんです。勿論KO勝ちはして欲しいですよ。」

 

その他選手の予想もありましたが、大筋クレベルの1本勝ち。

その中でも金原選手のミスを突く、打撃でまっすぐ下がる癖がある。

クレベルの極め力は予想を超えている。

そんな感じのコメントが多かったですね。

 

金原選手は打撃に特化していくだろう。寝技には付き合わないはず。

金原選手の勝ち筋は打撃と言うのか大方の見方でした。

 

【対戦のおおよその流れ】

金原選手の覚悟が見えたフェースオフ

観戦していてまず初めに驚いたのが、試合前のフェースオフ。

ここまでのRIZINの戦いで相手と視線を合わせず、グローブタッチだけの金原選手が近づいて行ったと思ったら、まさかのガン睨み。

いつも以上に目がいっていましたね。

 

クレベル、膝からのギロチンチョーク1R

1R開始直後、気合の入った金原選手は、フェースオフの気合そのまま右ボディからの左フックを顔面へ。

クレベルが少し引き気味になりました。

その後、打撃の攻防がありますが、金原選手が的確にボディーへ、クレベル選手は踏み込めず、高い前蹴りで威嚇するにとどまります。

その後、クレベルが徐々にプレスを掛けるも、いつもと違いまっすぐ逃げない金原選手。

上手くサークリングして交わしていきます。

しかし、開始2分30秒ほどで至近距離の打ち合いとなり、打ち合いは互角。

クレベルが体を密着し左腕で金原選手の首をホールドし何発か膝蹴り。

そのうちの一発が顎先にヒット。

膝から崩れそうになる金原選手をクレベルが首投げ。

金原選手はマウントポジションを回避するもスクランブルからフロントチョークを取られてしまい大ピンチ。

会場は大盛り上がりで、金原万事休すの雰囲気が。

しかし、ここから首を抜き、クレベルが下のガードポジション。

金原選手は上手くクレベルの左脇に頭を差し、クレベルは四の字ロックで凌ぐしかなくそのままラウンド終了。

 

金原コールと金原選手まさかのテイクダウン2R

2Rが始まると同時に会場は金原コール。

1R同様に金原選手は積極的にノーモーションの左ジャブから、クレベル選手のボディーへパンチや三日月蹴りを合わせる。

クレベル選手は打撃では成す術なしなのか?距離があっておらず、蹴りの空振りが目立つ。

そんな中、クレベル選手は意を決したかのように一気に間合いを詰めに行き、コーナーに金原選手を釘付けにしようとする。

朝倉未来戦で見せたような、首を抱えてからの肘打ちが入るのかと思いきや、金原選手が上手く両腕をお互いの体の中に入れ、一気に突き放しように両腕を伸ばし、左に勢い良く回りながらコーナーを脱出。

リングセンターを位置取ると会場から歓声が。

その後、開始2分ごろ、クレベル選手が蹴りからのフックを振ると金原選手がまさかのテイクダウン。

胴タックルからクレベル選手を倒し切り、クレベルコーナーでクレベル選手が下の状態のガードポジション。

金原選手はクレベル選手の首に左腕を巻き付け、頭をクレベルの左側に密着。クレベルの身動きが取れない状態をRIZINで初めて見ました。

そこから金原選手が左ひざを立て、またまた、まさかの片足をパスしハーフガード。

戦前の話の通りパスして会場が大盛り上がり。

金原選手はじわじわと肩固めの体制を作るも、クレベル選手の頭がロープを枕にする形となり極めにはなかなか至らない。

その間ももう一方の脚をパスする動きをしつつ、膝だけが抜け残り20秒になってから肘、そして拍子木がなってからパウンドの嵐。

クレベルが嫌がって横を向いた時点で、2R終了のゴング。

会場は熱狂。

ここまでほぼグラウンドの攻防なのにここまで会場が湧き金原コールが聞けるのは初めて。

 

スクラングルこれぞMMA3R

捨て身でプレッシャーをかけ打撃に出てくるクレベル選手に対して、金原選手も打撃で応戦。

しかし、コンパクトな打撃に金原選手に対して、クレベル選手の打撃はフック系で若干大振り。

そのフックを搔い潜り、今度は片足タックルからの胴タックルで、クレベル選手を倒しにかかる。クレベル選手も必死に耐えようとし、ロープを掴みかけるもレフリーに阻止され会えなくテークダウン。

その後金原選手がバックに回り、クレベル選手がそれをかわして足を取りなどのローリングのしあい、しかし、スクランブルの展開では金原選手に分があり、常に金原選手がトップキープ。

クレベル選手も意地を見せ一度は立って見せるも、金原選手がさらにテークダウン。

実況では金原選手敗戦予想をしていた川尻さんも「金原寝技地獄ですね」という程の寝技に拘った展開。

スクランブルから常にトップキープし続け、クレベル選手にほぼ何もさせないまま3R終了のゴング。

金原選手は勝利を確認し、マウスピースをリングに叩く付ける。

一方のクレベル選手は正座の姿勢で呆然。

両者の姿でどちらが勝ったかは一目瞭然。

 

20年の蓄積で成しえた戦い

試合後インタビューの金第一声

「みんなやったよ。みんなやった。」

これは金原選手の生徒さんに向けた呼び掛けでした。

 

金原選手は下馬評を覆し、ほぼ完封でクレベル選手に勝ちました。

「長くやってれば良い事もあります」

心にしみる名言でした。

山本KIDを唯一倒したが日本人が14年後にRIZINでクレベルを完封した唯一の日本人となった瞬間でした。

煽りVTRで言っていた事を体現して、格闘家が予想した金原選手の弱点を消し、見事クレベルを漬け込みました。

 

MMAは打撃、レスリング、柔術、そして体力が

必要となる競技です。

20年間の技術の蓄積を十二分に見せてもらいました。

そして、40歳でもトレーニングすれば15分動ききれる事も見せてもらいました。

 

PPV観戦しての感想

クレベル選手の体調が良くなかったのでは?と試合後の感想動画をアップする格闘家もしました。

しかし、この試合にはいくつかのポイントがあったように思います。

 

金原選手のプレスとパンチ

ご本人も試合後インタビューでも言っていましたが、絶対に開始後の一発を顎にいれる。

その気合そのままにクレベル選手に気遅れるすることなく、打撃を上下に散らしながらヒットさせていました。

これによりクレベル選手の距離感が崩壊し、クレベル選手の流れにならなかった様に見えました。

金原選手のステップワーク

勝敗予想でも多くの格闘家が語っていた金原選手のミスに付けこむクレベル選手。

そのミスというのは石渡さんや佐々木選手が言っていた「パンチを避けるときに真っすぐ下がる癖がある。」ここかと思います。

この試合では敗戦したビクターヘンリー戦とは違いステップワークが良く、リングを大きく使っている印象でした。

2R にコーナーに詰められるシーンがありました。

多くの選手はそこでパンチや肘を受け、引き込まれてからの三角締め、嫌がって後ろを向いたところをリアネーキッドチョークのパターン。

しかし、金原選手はクレベル選手の腕を上手く処理して、大きく突き放してから左に回りコーナーから脱出。

とにかくコーナーに詰まらず、流れるように戦っていたように見えました。

 

圧巻のスクランブル

クレベル選手が得意な寝技の攻防の前段階のレスリングで徹底的にクレベル選手の優位な位置を消しているように見えました。

極め力はクレベル選手の方がバリエーションを含めてあるのかもしれませんが、それを掛けさせる前段階の攻防ですべて金原選手が征していました。

戦前のコメントの通り、「上手くスクランブル出来るのは僕しかいない」を見せてもらいました。

 

驚きの体力

格闘家の方々が良く口にするのが、「この戦い方は疲れる」

そんな戦い方を15分間やり切りました。

普段から仰っている水抜き頼り反対派。

今回も計量2日前には68.8㎏、前日に夕食後にサウナで67.25㎏まで落とし、当日計量前に1.5㎏程度の水抜き。

食事も朝はプロテイン入りのスムージー、昼は参鶏湯、夜はサラダと白米というように

常に栄養を供給し、胃腸を動かせる状態がうかがえました。

 

 

 

 

 

 

 

【完全番外編】ボクサー井岡選手のタトゥー問題

今回は全くの番外編ですので、ダイエット、筋トレとは程遠い内容です。

しかし、ツイートだけでは想いを伝え切れないので、ブログに残す事にしました。

 

経緯

今回の問題の経緯は、大晦日のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ井岡VS田中戦において井岡選手のタトゥーが消されていなかったことが、日本ボクシングコミッション(JBC)は、ルールの第5章「試合の管理」第4節「試合出場ボクサー」の第86条(欠格事由)に抵触すると言うことです。

「次の各号に該当するボクサーは、試合に出場することができない」と定められていて、その2つ目に「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」と入れ墨のある者の試合出場を禁じています。

ですので、今回の井岡選手も処分の対象とJBCが試合後にアナウンスした事もあり論争のきっかけとなっております。

 

お互い合意だった

JBCは試合前も消すように指示し、井岡サイドもそれに従ったが、アップの段階でファンデーション落ちていたと言う事です。

私も見ていましたが、1Rからこんなに刺青してたっけ?と思うほど、ファンデーションはあるにしても刺青感は満載だな?

今はタトゥーOKなのか?と疑問を抱いて見ていました。

今回、井岡サイドも消す意思があったので処分は軽いと言うことのようですが、他のタトゥー保有者や井岡選手支持者が、時代に合っていないなど、言い始めていることから、さらなる論争となっております。

 

私の見解

私は海外在住でもあるのでタトゥーに関しては、多少は寛容派です。

しかし、今回のケースはルール化したものに対して、向き合い方が紳士的ではないと感じました。

タトゥー支持者の方の中にも「古いしきたり」とか「海外選手は良くて日本選手はなぜ悪い」

とか、ルールを飛び越えてその先の自分達のやってる事を正当化する意見に振れている人が多いです。

しかし、ルールがある中で契約している事にはまず守る事が第一優先事項です。

タトゥーしている総合格闘家の一部の人もこの件で「日本は古い」「海外ボクシングはOKで日本はおかしい」と発言してる人もいます。

しかし、この発言で「タトゥーの人はやっぱりルールを守らず不平不満を先に言うような人なんだ」と思う人も出てきますよね。

そうではなく、「井岡選手はまずはルールを守るべきだった」と言った方が、そのタトゥーファイターは世間的には常識人となったと思います。

 

RIZINの対応

今回、RIZINでは年末、テレビ一部生中継にも関わらず、ほとんどの選手のタトゥーは全出しでした。

しかし、地上波では流れていなかったようです。

これは恐らく榊原CEOを含めたRIZIN側の配慮だと思います。

こんな所でケチが付くのは、盛り上がりを見せている中で勿体ないですからね。

 

文化や市場的な背景

日本のタトゥー歴史は海外の宗教的な意味合いと異なっていますので、なかなか受け入れ難いと思います。

特にスポンサーやファンで成り立っている競技は考えが千差万別なので、満場一致でタトゥーOKにはならないです。

ルールは新しかろうが、古かろうがルールです。

今回の井岡選手の対応はルール的には甘かったと言わざるを得ないと思います。

 

JBCの対応への批判

また、一部でJBCのあと出しじゃんけんとか、気付いた時点で注意しないJBCが悪いとか

田中選手のファンが後から騒いだ結果だとか言うニュースや書き込みをみました。

 

JBCが当日厳格に対応していたら、井岡選手は失格でしょうね。

今でも失格に出来ると私は思っています。

タトゥーを入れているのは井岡選手だし、消す意思があっても、試合が終わるまで完全に隠し切れなかったのは、井岡選手の責任。

ルールでは「試合に出場出来ない」とありますから、見えた時点でレフリーストップ、反則負けと言われても仕方ない案件です。

それで良かったのかな?

まあ、そこまで強硬にはならないのだと思っていますが、今のルールでは井岡サイドの自己責任ってことです。

 

最後に

新規一転再出発の想いがあって入れたタトゥーだから、これくらいの洗礼は折り込み済みですよね?

折り込み済みで無いなら、その程度の意思と思います。

チャンピオン返上してもう一度一からやり直すなら見直しますけどね。

今回の騒動の論点はJBCの後だしとか、日本の古い風習とかは関係ないです。

井岡選手がルールにしたがって、最後までタトゥーを隠し切る意思さえあれば顕在化しない事案です。

なので、ルールを守れ井岡!が一番正しい反応だと思います。

JBCを批判するなら「何で無効試合にしないんだぁ!」が最初に来るのが正解。

騒げば騒ぐ程井岡選手が不利になりますから、井岡ファンはお静かに。

 

タトゥー寛容派とは言いましたが、勿論引くぐらいのタトゥーは怖いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロテイン生活(三日間限定)の考察

飲み事の機会が増えて、食べ癖が付きつつあったので、何か断ち切る方法は無いかと考えました。

 

 

当初の希望

・筋肉は落としたくない。

・簡単に始めたい。

・食べ癖を断ち切りたい。

 

プロテインにした理由

希望達成のため、まずは飲むだけで済む方法にしようと思いました。

それもたんぱく質供給を途絶えさせないようにしなければ筋肉を持っていかれるので、飲む物はプロテインにしました。

最後に食べ癖を断ち切る目的なので、期間を3日間にしました。

あくまでも、ダイエットのスタートとして始めたいと言う想いから思い付きました。

 

やり方(マイルール)

摂取の方法はたんぱく質の吸収の効率を考えて、1回に25gのたんぱく質を摂れるように1回1スクープ。

これ以上摂っても、筋肉合成されるたんぱく質は変わらないと言う研究結果に基づいています。

そして1日の必要たんぱく質120~160gを摂れるように1日6回摂取としました。

これも効率の良い摂取量の研究結果に基づいています。

*研究結果は他のブログやYoutubeの受け売りです(笑)

最後にプロテイン以外はコーヒーや牛乳などの飲料のみ。

 

経緯

1日目

・食事

ルールの摂取頻度にするためには約3時間置きにプロテイン摂取となりますので、ほぼその通りに摂りました。

初日はプロテインのみ

 

・筋トレ

肩トレを1時間。

プレス系種目 3種目10~15rep 5set

レイズ系種目3種目10~15rep 5set

その後、トレッドミル 傾斜6度 6km/hr 35分

 

・感想

1日を通して特に空腹感もなく、エネルギー不足も感じず、不調箇所は特にありません。

 

・カロリー

消費カロリー2410kal(活動計値)

摂取カロリー720kcal

カロリー収支 -1690Kcal

 

2日目

・計測(1回目)

体重 82kg→79.7kg(-2.3kg)

体脂肪率±0pt

 

・食事

昨日と同じく3時間置きに6回プロテイン。

朝と昼にコーヒー(牛乳100ml)を二回摂取。

 

・筋トレ

脚トレ+腹筋 1時間

マシーンを使い

スクワット、エクステンション、カール 10~15rep 5set

腹筋 種目 10~15rep 3set

その後、バイク 45分

 

・感想

プロテインの味に飽きてきて、コーヒーで口直ししながら耐えました。

筋トレ途中で若干パワー不足を感じる程度。

空腹時に関しては、全く問題無しです。

体調も特に悪いところもありません。

食べていないので、便秘になるかと思いきや、量が減るだけで便意はあります。

胃腸が元々強いし、毎日快便タイプなので(笑)

 

・カロリー

消費カロリー2400kal(活動計値)

摂取カロリー855kcal

カロリー収支 -1545cal(累計3255Kcal)

 

3日目

・計測(2回目)

体重79.7kg→79.0kg(-0.7g)

体脂肪率+0.1pt

 

・食事

同じくプロテインですが、夜はプロテインの味に飽きて、ソーダだけで済ませました。

なので、この日は4回のプロテイン摂取です。

朝と昼にコーヒー(牛乳100ml入り)を摂取

朝はヤクルトハーフ追加

 

・筋トレ

胸トレ

プレス系 (バーベル、ダンベル)4種目 10~15rep 5set

フライ系(ダンベル、ケーブル)2種目 10~15rep 5set

腹筋

その後トレッドミル傾斜6度 6km/hr 30分

 

・感想

少し免疫力が落ちたような感覚があり、鼻炎、空咳が少し出ていました。

プロテインにも飽きてきましたが、不思議と空腹感はなく、それ程苦しい感覚はないです。

しかし、最終日は夜のプロテインを抜いただめか、寝ている最中にエネルギー切れで余り深く眠れなかった。

 

・カロリー

消費カロリー2850kal(活動計値)

摂取カロリー680kcal

カロリー収支 -2170cal(累計5425Kcal)

 

4日目(通常生活)

・計測(3回目)

体重79.0kg→78.5kg(-0.5g)

体脂肪率+0.2pt

・食事

朝:オムレツ(卵二個)、コーヒー、ヤクルトハーフ

昼:パガパオムー(タイ料理)御飯茶碗半分

夜:麻婆豆腐、インゲン炒め、御飯茶碗半分、ビール1本

 

・筋トレ無し、朝お客さんとゴルフ

 

・感想

そこそこ満足いくくらい食べました。胃腸も丈夫なので特にお腹に来ることもなく通常に戻れました。

 

・カロリー

消費カロリー3190kal(活動計値)

摂取カロリー1900kcal

カロリー収支 -1290cal

 

 

・翌日計測(4回目)

体重78.5kg→79.0kg(+0.5g)

体脂肪率-0.5pt

 

総括

良かった事

・水分量が抜けただけとはいえ、体重減(約4kg)はモチベーションになる。

・胃腸の内容物を空にするだけで、体がスッキリする。

・三日間やりきったから、今の体重をキープしたいと言う気持ちになっている。

 

気を付けるべき点

・便が化学物質的な臭いになってくる。ケトン臭とは少し違うので、プロテインだけと言うことの影響が否めない。

・便秘がちな人はどうなるのか?が疑問。

食材から水分と食物繊維を摂れないので、良くないかも。

・基本的にミネラル不足に陥るので、期間を長くするのは危険かも。

 

最後に

と言った具合で私の当初の目的の食べ癖を断ち切ると言った事に対してはとても有効でした。

さすがにプロテインだけは口寂しかったので、これからケトに入るのですがケトが楽しく出来ると思います。

今回のように1品ダイエットのような物は、栄養バランスが最悪ですので、痩せる目的ではお勧めしません。

私が実行したプロテインだけ生活もダイエットにはお勧めしません。

なぜなら、短期で体重は落ちますが、水分だけ。

ご飯を1~2杯食べるだけで、水分復活でそこそこの体重は戻ります。

長期でやると恐らく風邪を引いたり、怪我をしたり、体に支障が出ると思います。

 

しかし、ダイエットのスタート時点のモチベーションを上げる手段であれば良いのかもしれません。

健康診断などどうしても記録として低体重を残したいなら有効ですね(笑)

 

ご質問等がありましたら、コメントやツイッターに書き込んでくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

股関節周りのトレーニング

 

 

今回は股関節周りのトレーニングを紹介いたします。

通常はウェイトを使ったトレーニングを推奨するのですが、今回は自重トレーニングです。

 

そのトレーニングとは

そのトレーニングはズバリ、相撲の四股(しこ)です。

力士の基本動作で、力士は他の力士がぶつかりげいこをしている間も、脇のスペースで四股を踏んでいます。

 

四股のメリット

まず、下半身を強化すると同時に体幹が強くなるので、姿勢も改善されます。

また、股関節の柔軟性も上がりますので、脚やお尻の筋肉が正しい位置に収まり、他のトレーニング効果も上がります。

トレーニング効果が上がるという事はおのずと代謝も上がりダイエット効果が上がります。

最後に股関節周りが柔軟になりますので、膝や腰の痛みも抑えられ、怪我の予防にもなります。

 

四股をする前の注意

私のように股関節ががちがち、ハムストリングが激硬の人がいらっしゃるかと思います。

そのような方はいきなり四股を踏むとピキッともも裏に電気が走るような事態にもなりかねませんので、十分にストレッチをしてから行ってください。

四股自体にもストレッチ効果はあるのですが、如何せん慣れない動きですので、慣れるまではストレッチも併用しましょう。

 

 

四股ってどうやるの?

では基本動作を説明していきます。

相撲の動画をみれば動作の間隔はつかめると思いますので、ここでは文字で起こして説明しポイントを説明したいと思います。

(1)脚を肩幅より広く開きます(約80㎝~90㎝)

(2)つま先は45度開きます。

(3)目線をまっすぐ遠くを見るようにして、背筋を伸ばします(力は入れない)

(4)そのまま背筋を丸めることなく膝を90度程度曲げて両手をひざに軽く載せます。

<右足をあげる時>

(5)重心を左に傾け、左ひざを延ばしながら、右足を左足に徐々に近づけます。

ここがポイントです。普通の人は右足が左足から離れた状態で右足を上げようとするのでバランスを崩して美しい四股が踏めません。

必ず、(5)の動作が重要です。

(6)ここで初めて右足を上げます。(できる限り膝は延ばして、頭を左に傾けながら高く上げます。)

柔軟性が無い人は無理をしないように。

(7)右足を降ろす時は元にあった場所に遠くにおろす意識をします。

(8)両脚が地に着いた状態で腰を深く落とし、股関節をストレッチする意識をしてください。

力強く踏みしめられれば安定している証拠です。

左足を上げる動作はこの逆を行います。

 

これをゆっくり左右10回ずつ行います。

始めはゆっくりする事の方が困難かと思いますが、出来る限りゆっくり丁寧にやる練習をしてください。

上手くできるようになったら、脚を上げた状態で1秒止めてから降ろすなどすると、バランス感覚も良くなりますし、体幹もさらに鍛えられます。

 

最後に

いかがでしたか?

私は中学生時代学校に土俵があるような、相撲が盛んな地域で育ちましたので、陸上競技の練習後に駆り出し相撲部として練習に参加していました。

四股の動作やスリ足の動作は股関節を柔軟にして足腰の強化になりますので、運動が出来ない日には四股だけ踏むような日もありました。

毎日、時間を決めて10回ずつだけでもかなりの効果がありますし、地面を踏みつける動作が上手くできるようになると骨にも良いので、是非お試しください。

イメージは千代の富士の四股のイメージで。

 

 

 

 

 

 

 

 

来年の夏に向け今から始めるダイエット

 

タイは年中夏なので行こうと思えば今からでも海に行くことは出来ます。

今年はコロナもあり、海外旅行もままならない状況ですので、今から計画を立てて来年の夏までに良い体を作っておきませんか?

 

今から1月末まで

この3ヶ月の間に一旦脂肪を落としましょう。

3ヶ月も掛かるの?と思う人もいるかもしれませんが、スイッチさえ入れてしまえば、辛いのは最初の10日間ぐらいであとは必ず継続できます。

この時期に1ヶ月で3~5%のペースで脂肪をメインに体重を落としていきましょう。

50kgの人でしたら46kg~43㎏が目標値です。80kgの人でしたら73kg~69kgが目標値です。

停滞する可能性もあるのでこれより落ちない事は問題ありませんが、これよりも落とし過ぎるのは筋肉が多く減っている可能性が高いので、しっかり栄養管理してください。

 

10%強程度は筋肉も落ちてしまいますがこればかりは仕方ないです。

脂肪が減るようにダイエットをします。

その為には必ず栄養素の管理をして、たんぱく質をしっかり摂ながら運動は筋トレと有酸素運動を併用します。

 

食事は個人的にはケトジェニックをお勧めしますが、肉が苦手な人や偏った食事は心配という人は、カロリー制限(脂質制限)ダイエットをやってみてください。

その両方に筋トレは必要です。

筋トレと有酸素運動どっちが良い? - 今から始める肉体改造(ダイエット)

 

2月~3月末まで

この期間はひょっとすると体重が何回か停滞しているうちの末期になっている可能性もありますので、食事を少し戻してトレーニング強度を上げていきましょう。

要するに体が飢餓状態と思いこんで、低代謝でも痩せない状態に陥っている可能性がありますので、一旦ブレイクして、その代わりに筋肉をつけていく作業をします。

この期間ぐらいではムキムキにはならないので女性も心配しないでください。

ムキムキになりたい人は、たんぱく質を多くとって摂るタイミングも良く考えて筋トレをすればそこそこの体にはなると思います。

 

夕食以外は糖質を摂っていきましょう。とは言えあまり血糖値が上がりやすい白米や小麦などを毎食、多く取り入れるのではなく、できる限り玄米やサツマイモなどを上手く使って白米や小麦の量を調整してください。

筋トレをハードにする日は少し多めでも構いませんが、それ以外の日は茶わん1杯を2食程度に抑えるのが良いでしょう。

 

カロリー制限で痩せていた人はカロリーを一日の消費カロリー分はカロリーを摂るようにします。

これを中途半端にしないようにしてください。

カロリー収支が少しオーバーするくらいがちょうどいいです。

代謝を戻す期間でもあるので、消費カロリーが上回らないように注意が必要です。

 

ケトジェニックだった人は糖質が入る事でパワーがみなぎるのが分かると思います。

あまり糖質を摂りすぎると癖になって戻すのが難しくなるので、パスタやうどんなどは避け、おかずと一緒に食べる主食という考えで糖質を選んでください。

 

ここではカロリー制限ダイエットの人は1~2kgの増量は想定内、ケトジェニックの人は4~5㎏の増量は想定内です。

 

4月~夏まで

自分の目指したい体に向けて調整していきましょう。

もうひと絞りしたい人は1月末までやっていた方法で、ダイエットを進めば脂肪はさらに減ります。

いやいや、私は筋肉をもう少しつけたいという人は3月末までの流れを継続してきてください。

どちらにも大切なのは体を客観的にチェックしていく事です。

自分の体を写真でチェックしたりして、理想に近づいているか見てください。

 

ここまで計測できれば確実に来年の夏には良い体をして海に行けると思います。

 

最後に

この様に今から始めれば、おそらく最高の体で来年に夏を迎えられます。

少しスタートを遅らせると最後の調整が出来なくなるので、スタートするなら今からがお勧めです。

何より健康を意識できるようになりますし、体が変われば自信もつきます。

自分の体が変化していく過程を約9ヶ月楽しんでみませんか?

 

 

 

 

 

初心者が痩せるならデカイ筋肉をまず鍛える

 

 

今回のテーマは筋肉とダイエットの関係についてですね。

https://koichi-bangkok.hatenablog.com/entry/2020/10/05/154347

こちらの記事にも少し書きましたので、こちらも見て頂ければと思います。

 

筋肉の構成

筋肉は筋繊維の束で出来ています。

その筋繊維の数は生まれつき決まっていて、大幅に数が減ることはあっても、大幅に増えることはないと言われています。

その為、筋肉を大きくしたり、筋肉の出力を上げたりするためには、筋繊維の一本化一本を太くする必要があります。

これは筋トレと食事管理をすることで可能です。

筋肉が必要栄養素を多く取り込む場所は、筋繊維が多く、筋繊維が太い場所になります。

 

代謝が下がる原因

代謝が下がる原因にも筋肉が影響します。

30代を越えると筋繊維の減少が見られてきます。

運動をしないと体力の衰えが顕著になったり、太って来たりするのはこのためです。

同じ食生活、一日の行動も同じにしていても消費カロリーが落ちて行きますので、余剰カロリーが増えて太るわけです。

おまけに運動しないと筋繊維は細くなりよりパワーがなくなり、消費カロリーも落ちて行きます。

 

代謝を上げるために出来ること

筋肉は筋繊維の集まりであること、

筋繊維の数は増やすことが難しいこと、

筋繊維を太くする事は可能であることから、筋繊維が比較的多い場所の筋肉を太くすれば良いことが分かると思います。

 

痩せるならここをまず鍛える

その場所は大胸筋、広背筋などの背中の筋肉、大腿筋など脚の筋肉です。

初心者が筋トレに来て良くやっている種目はなぜかアームカール、ショルダープレス。

ジムでバーベルを持つのに勇気がいるのか?ダンベル種目それもこの2つを必ずやっている印象です。

しかし、これでは筋肉が消費するグリコーゲンの量は少なく勿体ないですね。

 

ダンベルしか使う勇気が無いにしても、胸を鍛えるダンベルプレス、脚を鍛えるスクワット、背中を鍛えるローイングなどを汗が出るほどやる方が効果大です。

 

初心者はデカイ筋肉を優先して鍛えましょう。

その後にアームカールでもショルダープレスでもやるようにしてみてください。

 

デカイ筋肉を鍛えるのはキツイ

デカイ筋肉は筋繊維が多いので、動かすのに多くの酸素も必要となります。

その為、心臓も肺も動員されます。その為、キツイです。

スクワットを思い出してください。よほど鍛え慣れている人は別ですが、初心者はキツイイメージしかないと思います。

それ程筋肉の活動量が多いと言うことです。

痩せるためには楽は出来ません。

積極的にキツイ事にチャレンジしてください。

 

最後に

厳しいですが、楽して痩せることは出来ないという事ですね。

特に継続して体形をキープしたり、太りにくい体に変化させるにはそれなりの努力が必要です。

ダイエット初心者の方や筋トレ初心者の方は今回書いたように大きい筋肉を集中的にまず鍛えて来てください。

ジムの雰囲気に臆して、ダンベルしか持てない人もはじめはそれでも良いので、ダンベルで鍛えられる大胸筋、背中、脚のトレーニングをしてみてください。

体が引き締まる事も分かりやすい部位ですので、きついトレーニングですが是非トライしましょう