糖質制限について
今回は「糖質制限」について説明します。
言葉の通り、糖質を制限すればいいのですが、ちまたに存在する情報では制限する量がまちまちで悩むのではないでしょうか?
「ゆる~く糖質制限」とか「1食置き換え糖質制限」とか1食の糖質を20gに抑えるとか
1日の糖質を50gに抑えるとか、場合によっては100gからスタートとか。
結論は「制限するならとことん制限」
糖質制限に「ゆる~く」とか無いと思ってください。
このゆるみが危険を招く原因になるかも知れませんので、この先をきっちり読んでくださいね。
【糖質制限の原理】
・「食事制限はどうすればいいか?その3」でも書きましたが、活動エネルギーは糖質ではなく「ケトン体」を使う事になります。
・ケトン体は肝臓で作られるもので、体から完全に糖(グリコーゲン)が枯渇すると筋肉や脂肪細胞に蓄えられている脂肪酸をエネルギー源にし始めます。
・この時肝臓内で脂肪酸からケトン体が作られ、肝臓から放出されて血流にのり、筋肉や脳のエネルギー源として利用されます。
赤字で書いたところがポイントで
1.体内から完全に糖が枯渇
2.脂肪酸からケトン体が作られる
このことから、糖がゆる~く体に入り続けていると、ケトン体を作るスイッチがいつまで経っても入らない。
ゆる~くエネルギー切れの状態が続きます。
そうなると倦怠感やフラフラがおきます。
ここで普通の人は「糖質が足りないから」と考え、糖質をさらに取ってしまいます。
そうなると、もはや糖質制限では無いですね。
最初のケトン体が出るまでは個人差もありますし、多少の倦怠感はある人もあるかもしれません。
しかしケトン体回路への切り替え中と思って頑張ってください。
その後はきっちり脂肪がエネルギーとなり、脂肪が減っていきます。
効果の実感など、もう少し詳しい話は続きとします。