食事制限はどうすればいいか?その2
では。早速50歳からの食事制限について話を進めます。
【脂質制限】
1.活動エネルギーには糖質を使う。
2.筋肉の維持、細胞組織の活性化にはタンパク質と脂肪を使う。
・メリット
肥満に始まり、高血圧、糖尿病、動脈硬化等様々な病気を誘発するのは脂質の過剰摂取が主原因。特に飽食時代では「脂質」の摂取量を抑えることで上記の病床を抑えることが出来る。
・デメリット
脂質を制限しすぎるとホルモンに影響し、肌や髪の毛の潤いがなくなる。
老けた印象になるので、脂質摂取のコントロールが必要
料理の種類、食材の種類が限られる。脂っこいものが好きな人にとってはストレスになりやすいのでリバウンドしやすい。
・脂溶性ビタミンの運搬に制限が出る
ビタミンA、D、E、Kは脂溶性ビタミン、水ではなく油に溶けやすいビタミン類で、
脂質を含む食品と合わせて摂ることで、吸収効率が上がる。
逆を言えば、一定量の脂質摂取がなければ、いくらビタミンを摂っても
これらのビタミン欠乏を引き起こす可能性がある。
【糖質制限】
1.活動エネルギーはケトン体を使う。
なじみが無いと思いますので、次回以降説明します。一旦無視で。
2.筋肉の維持、組織の活性化にはタンパク質、脂質を使う。
・メリット
糖質をカットするので、血糖値の急上昇がおきない。
脂質があるが糖質が無いので、余分な糖質が肝臓で脂肪に分解され蓄積されるという回路が出来ない→脂肪がたまらない
主食(ごはん、パン、パスタなどの糖質)を除けばそれほど食材の制限がない。
肉食の人には特に向いている。
・デメリット
仕組みを良く理解しないと大失敗する
中途半端な制限では効果が出にくい
効果が出るまで(ケトン体が作られるまで)個人差があり、初期効果が見える前に挫折する人もいる
まとめると
・肉体改造のための食事制限ですから、脂質を控えめにするだけでは目的を達成するのは非効率と考えます。
・無理な脂質制限を始めるとデメリットが前面に出やすいため、ある程度肉体改造が見えてきた時点で脂質制限に変えるのがいいと考えます。
・一般的に糖質制限は危険とか、長くやると問題が起きるとか寿命が縮まるとか書いている人々もいます。
・しかし、仕組みとやり方を理解し間違った方法を取らなければ、健康体を築きながら肉体改造が出来ます。
提言
まず糖質制限(完全カット)をお勧めします。