ダイエットが成功しないときに見直す5つの事
摂取カロリーが消費カロリーを上回っていないか?
基本中の基本の話ですが、案外これが出来ていない場合が多いです。
特に記録を取らずに「前より減らしているし」的に目分量での管理の人は摂取カロリーが大幅に超えている場合があります。
まず、自分の基礎代謝を知りましょう。多くのサイトに基礎代謝の自動計算などもありますので、それらを活用してみるのも良いと思います。
その基礎代謝の数値を「活動レベルが低い人は1.5倍」、「普通の人は1.7倍」、「高い人は2倍」した数値が消費カロリーの目安と言えます。
勿論、体重や年齢によって変わりますので、あくまでも目安です。
私の場合、51歳 170㎝ 76kg なので計算上は1630kcalが基礎代謝となります。
筋トレやウォーキング、水泳など活動量は多いですが、それ以外はデスクワークなので、×1.7して2770kcalが消費カロリーとなります。
活動計を付けるとおおよそ一致しますので、デスクワークで朝夕運動するぐらいの人でも×1.7くらいで良いと思います。
この消費カロリーを基準に20%減くらいで摂取して行けば順調に痩せていくはずなのです。
小麦を取り過ぎていないか?
GI値という言葉を聞いた事があるかと思います。
GI値が高いほど血糖値が上がりやすいという指標の数値です。
ここでは詳しいメカニズムは話しませんが、血糖値が上がるとインシュリンが多く出て、そのインシュリンが脂肪を取り込もうとする、脂肪の燃焼を抑制するという感じです。
平たく言うと「GI値が高い食物をとると脂肪がつきやすく、燃焼しにくくなる」という事です。
この代表選手が小麦です。
朝は軽く済ませたから、「おやつはケーキを食べよう」とか、「クッキーで小腹を満たそう」とかをやっていますと、血糖値が一気に上がり、ダイエットとは程遠い状態になってしまいます。
また、小麦は糖質です、それに脂質が加わると美味しい物が多く出来ます。
脳が美味しいと思う物は「脂肪」と「糖」で出来ています。
この組み合わせも過食するとダイエットに悪影響となります。
ダイエット期間中は出来る限りカットは理想です。
どうしても欲しい場合は週一回1食だけと決めて、摂るようにしてください。
脂肪を摂り過ぎていないか?
脂肪は必須栄養素の一つですので、完全にカットする事は健康維持においては良くない事です。
しかし、やはり痩せる目的では摂り過ぎは良くないです。
脂肪は常温で固体の脂と常温で液体の油の2種類がありますが、それぞれバランスよくとる事が理想です。
普段からスナック菓子やケーキ、ドーナッツや加工食品を多く食べる人はそれらを意識して少し減らしてみてください。
それだけでも大幅なカロリーカットと脂質カットになります。
食事も素材を買って自分で調理する事を少しずつ意識する事で、脂肪は減らす事が出来ると思います
アルコールを多く摂取していないか?
アルコールはエンプティーカロリーと言って体内に残らずにすぐに熱として放出されると言います。しかし、すぐに放出ではなく優先的に代謝され放出されるだけですので、他のカロリーは代謝が後回しにされてしまします。
結果的に代謝しきれなかったアルコール以外のカロリーは、次の機会まで脂肪として蓄えられることになります。
肝機能もアルコールを優先しますので、筋肉を付けるのに必要なたんぱく質合成も阻害され、筋肉による代謝アップも期待できなくなります。
ダイエット中、アルコールは週1回くらいに控えるのがベストです。
水の摂取は足りているか?
体の60~70%が水といわれています。
人間は細胞の再生を繰り返していて、必ず水が必要となります。
食物からも一定量の水を摂取することは出来ますが、それだけでは十分ではありません。
また、清涼飲料水やアルコール、コーヒーやお茶なども水分ではありますが、利尿作用があるものや添加剤が含まれている物もあり、水そのものとは効果が大きく異なります。
ダイエットを成功させるには、この細胞の再生をスムーズに行わせることも必要となります。
その為には水を一日3リットル飲むことを心がけましょう。
また、空腹時にも水は有効です。
空腹を感じたら、食べる前に水を飲んで不必要なカロリーを取らないように心がけてみてください。